まごうことなき春でした
東で吸った春風が西の空にて吐き出され
流れる雲のはやさを 眺めている縁側で
流されてゆくのは もしや
わたしかもしれないと
春一番にのりながら
まだ見ぬ桜の花びらと
舞うのは どうやらこの風と
いつのまにか 約束を
交わされた日が ある

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素足にクロックスで駆け出す夜
ひるがえるスカートから落ちるは
昨日のおみくじ
匂いたつ いつかの春

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