• ホーム
    • お知らせ
  • プロフィール
  • (準備中)詩
  • (準備中)草木染め
  • (準備中)ショップ
  • お問合せ

呼応する弦

カテゴリーアーカイブ: 詩

一本の草

07 水曜日 9月 2016

Posted by miki nakada in 詩

≈ コメントする

草がある
陽にてらされた 草がある
橋の上のわたしなど
知らぬ あなたの
くれるもの

太陽にむかって伸びていく
小さな手をひろげて
きもちよさそうに
草がある

風が吹く
ザワワワワ と
右から左へ
草がゆれる

雨の日もここにある
しとしとぬれて
葉のしずく
こびとになって
うけとめる

ある日 きっと 草が枯れる
秋風に冬のつめたさが まじるころ
ここになかったみたいに
草が枯れる

草に なりたくなった

ただまっすぐ
伸びてゆく
水辺の草に
なりたくなった

広告

共有:

  • Twitter
  • Facebook
  • Google

虹

31 日曜日 7月 2016

Posted by miki nakada in 詩

≈ コメントする

ザー と 雨
ビガビガビガ と 雷
まっくろい 雲

シーツに頬をつけて 寝ころがる
背中に 雨粒がとぶ

ゆっくり ゆっくり
おりてゆく

知ってる

目が覚めると 雨はやんでいて
マンホールに 反射する赤い雲

見えぬ虹がかかる
青い森を向かい
サンダルを履く

トンボ、がいたような
カナカナカナカナカナ

今日見たものを忘れるとおもう
忘れてもいい とおもう

充電の切れたケータイと
からっぽの胸かかえて
一本道はつづく

共有:

  • Twitter
  • Facebook
  • Google

本文用紙選び(はじめてのてづくり詩集)

21 木曜日 7月 2016

Posted by miki nakada in 詩, 詩集づくり, 日記, 未分類

≈ コメントする

中身が決まってきた中で、本文の用紙をどうするか、という点にぶつかっています。

用紙を選ぶにあたって、みっつの過程をふみました。

  1. 紙見本を請求
  2. 紙見本の中から好きな用紙をピックアップ
  3. 好きな本と比較して手触りを比較してみる

それぞれは以下のような感じ

1.紙見本請求

おもに四つの会社の紙見本を取り寄せました。

・宅配紙販売 (画像 右)

・日本製紙株式会社 見本帳 【S2212】 (左上)

・王子エフテックス 見本帳 【S2180】 (左下)

IMG_20160720_233904 (1)

(もう一社あったのですが、忘れてしまった・・・)

この中でテスト用として実物大のA4のテストペーパーを同封してくれたのは、宅配紙販売 (画像 右)さんだけでした。(おそらく10~15種類程度)

 

2.紙見本の中から好きな用紙をピックアップ
上の紙見本をめくりながら、好きな紙を選ぶ。
低価格であることやテスト用紙のおかげで検討しやすかった宅配紙販売さんの書籍用紙(90kg)もしくはシフォンクリーム(厚さ要検討)、手触りや色あいから日本製紙株式会社 見本帳 【S2212】のオペラクリームマックスのおもに三つが候補になりました。

選ぶ前は、書籍用紙ってこんなに黄色いんだ!とびっくりしながらもコピー用紙のような白さだと目が疲れてしまうかも、、、とおもったりして選んでいました。

 

3.好きな本と比較して手触りを比較してみる
ただやっぱりたくさん束ねられたときの紙がどうなるか知りたい・・・!
ということで、好きな本たちを広げて手触りを確認しまくる。

好きな本たちと紙見本を見比べて本文用紙選び#てづくり詩集 pic.twitter.com/z05ndyZmgs

— miki (@mknkd06) July 20, 2016

 

その中でも特に参考にしたのは以下みっつの詩集。

「落ちこぼれ―茨木のり子詩集」 茨木のり子

何度も何度も繰り返し読んだ詩集。

紙はすこしざらっとしていて厚め。
字体とともに、素朴な感じがして好きです。

IMG_20160720_233935

この本の受ける雰囲気を目指しながら、つくっているような詩集。

 

「花と空と祈り―八木重吉詩稿 」 八木重吉
IMG_20160720_233945

薄めの紙で、落ちこぼれよりもさらっとしている感じ。
繊細さや儚い中での強さを感じる。

IMG_20160720_234002

うしろが透けているのもなんだか好ましくさえ思える

 

「ゼロになるからだ」 覚 和歌子

 

三つの中では一番つるりとしている
でもてかてかした感じではなくて手になじむ

紙の厚さは三つの中では中間くらい

IMG_20160721_002233

すっきりしている、という言い方が正しいのかわからないけれど、
フラットな、情感的過ぎず冷たすぎない
平温な体温のある詩集でこれも、また好き

上のみっつを踏まえて

紙の質や厚さは、「落ちこぼれ」と「ゼロになるからだ」の間くらい
(ざっくりしててごめんなさい)が理想かなあとおもったり。

そんなこんなを踏まえると、日本製紙「オペラクリームマックス」が一番かも。
でも問題は少しお高いこと、家の印刷機で印刷できるのか、という懸念。

んんん そうなると次点は宅配紙販売さんの書籍用紙かなあ
すこしつるりとしすぎているので、もうちょっとざらっとしていると嬉しいのだけれど。

IMG_20160720_234353

↑上から順番に、コピー用紙、宅配紙販売「書籍用紙」、宅配紙販売「シフォンクリーム」

やっぱりコピー用紙とは全然印象が違う。
値段の相談しつつ、最終決定をしていこうとおもいます。

次は製本について書きます~

共有:

  • Twitter
  • Facebook
  • Google
← 過去の投稿

プロフィール

pzZL7lzH
Nakada Miki
沖縄県出身。
大阪市立大学法学部卒業後、イベント企画会社就職。
2015年 退社後、岐阜県中津川市へ移住。
山に囲まれた街で楽しく暮らしています。
最近は草木染めや詩に興味があります。

ツイッターアカウント

  • mknkd06 さんのプロフィールを Twitter で表示

menu

  • ホーム
    • お知らせ
  • プロフィール
  • (準備中)詩
  • (準備中)草木染め
  • (準備中)ショップ
  • お問合せ

最近の投稿

  • てづくり詩集『ゆれる』
  • 一本の草
  • はじめに(てづくり詩集『ゆれる』)
  • 虹
  • 本文用紙選び(はじめてのてづくり詩集)
  • はじめての手作り詩集
  • お知らせ
  • こころの風景
  • 雨
  • 書く
  • こころの色
  • 春

カテゴリー

  • 詩
  • 詩集づくり
  • 日記
  • 未分類
  • 本・映画・観劇

アーカイブ

  • 2016年11月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年5月
  • 2014年6月

Twitter

ツイート

RSSリンク

  • RSS - 投稿

メタ情報

  • 登録
  • ログイン
  • 投稿の RSS
  • コメントの RSS
  • WordPress.com

WordPress.com Blog.

キャンセル
プライバシーと Cookies:このサイトは Cookies を使用しています。このサイトの使用を続けると、Cookie の使用に同意したとみなされます。
Cookie の管理方法を含め、詳細についてはこちらをご覧ください: Cookie ポリシー